- ペトロマックスHK500の炎上の原因は?
- ペトロマックスHK500の取り扱いは難しい?
- 炎上させない対策やコツは?
- 初心の炎上失敗談は?
- 代替えのマントルはあるの?
と気になっている方。
とにかくじゃじゃ馬なランタンなので、それもまた味があって好きな方は手放せないですよね⁈
ただ初めての方は、
- なぜこうなっちゃうの?
- なぜ直せないの?
という場面が必ず出てきます
そんな時に見てほしい、皆さんの参考になれば嬉しいです。
- ペトロマックスHK500 正規品HK500ランタンが我が家へ
- ペドロマックスとは?HK500の基本情報と特徴
- ペドロマックスHK500 炎上しないための方法 事前チェック
- ペドロマックスHK500 筆者の失敗談
- ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談1 燃料漏れpart1
- ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談2 燃料漏れpart2
- ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談3 炎上 中炎上 大炎上
- ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談3 もったいないマントル
- ペドロマックスHK500 ランタン その他のトラブル
- ペドロマックスHK500 ランタンに使えるマントル紹介
- ペドロマックスHK500 ランタン オプションパーツ
- ペドロマックス ランタン以外のアウトドア商品紹介
- ペドロマックスHK500 ランタン まとめ
ペトロマックスHK500 正規品HK500ランタンが我が家へ
ペドロマックスHK500を購入し早くも10年が経ちました。
当時は、何度もアウトドアショップに足を運び悩みましたが、結局我慢できずに購入に至りました。
ペトロマックスhk500購入の決め手
①大光量で広範囲を照らせ、メインランタンでできること
②歴史あるランタンで存在感があること
③灯油を燃料にしておりコストパフォーマンスが良い
④オプションパーツ購入で冬のストーブ代わりになること
⑤なによりかっこよくてオシャレ(個人的な感想・・・)
このHk500を買ったことにより分解、交換の作業が増えました。
失敗も勉強のうちと次第に楽しみ方が分かってきて、9年経っても飽きずに改めて買ってよかったなと思う商品です。
しかし、緊急事態は突然やってきます・・・
キャンプ中に薄暗くなってきたなあ。そろそろHK500に火を。
いざ着火→炎上→どこが悪い?と考えているうちに外は真っ暗。
その日は使えずLEDランタンで・・・家族も本人もテンションがガタ落ちです。
ペドロマックスとは?HK500の基本情報と特徴
1910年にドイツで誕生した歴史のある灯油ランタンブランドです。
PETROMAXのブランド名は、灯油のPETROと開発者のMAXを合わせ誕生
当時からほとんど形を変えずに現在に至っています。
200以上の数多くの部品で構成されており、セラミックやステンレス、真鍮、プラスチック、ガラス部分と素材は沢山あります。
少し前まではペトロマックスのハリケーンランタンも販売していましたが廃盤となってしまいました。
ランタンだけではなく、かっこよくて存在感のある丈夫なアウトドア商品を今もなお作り続けています
私はペトロマックスが大好きでランタンの他にもおすすめ商品がありますので後から紹介しますね♪
サイズ | 直径17cm×高さ40cm |
本体重量 | 2.4kg |
タンク容量 | 1L |
燃焼時間 | 約8時間 |
明るさ | 500CP(約400W) |
カラ― | ニッケル、ブラス |
使用燃料 | 灯油、スターケロシン |
このHK500は、どちらもかっこいいから購入前にどっちの色にしたら良いか正直迷っちゃいます♪
すぐに確認したい方はこちら↓
※ HK500は現在(R4.5月現在)品薄状態です。
先日(1月下旬)にWILD1(キャンプ用品店)でチェックしましたが、1台のみ在庫がありました。
WILD1の定員さんに聞いてみると、ここ3~4年は品薄状態が続ていて、入荷は不定期で台数もその都度違うということです。
こまめなチェックが必要です。
ネットショップでは並行輸入品が購入可能です。
ペドロマックスHK500 炎上しないための方法 事前チェック
1外からさわれる箇所のチェックをしましょう
最初は外から簡単なチェック
排気ネジのチェック
排気ネジ(8)が前回使用時から開いたままになっていませんか?
手で閉め付けましょう(時計回り)
圧力計のチェック
圧力計(11)が緩んでいませんか?
手で締め付けましょう。(時計回り)
2内部のチェック
内部の確認はフード(1)を外し(左右のロートネットネジ(5)を緩めて外す)、さらにインナーチムニー(2)を取り外して確認します。
バーナーのチェック
バーナー(4)の緩みはないです?
緩んでいる場合は手で増し締めしましょう。(時計回り)
ガスチャンバーのチェック
ガスチャンバー(3)の緩みはないですか?
緩んでいる場合は手で増し締めしましょう(時計回り)
ミキシングチューブのチェック
ミキシングチューブ(13)の調整は正常ですか?
インナーチムニー(2) の正面窓からミキシングチューブ(13)の先端が見えるのですが、スプレーノズルとの距離が決まっています。
専用工具の先端を挟むだけで調整できますので簡単です。
マイナスネジを緩め高さ調節をした後、締め付けましょう)
専用工具を忘れた場合計測できないので以下を参考にしてください。
適正なミキシングチューブの出幅は約3mm
スプレーノズルとの距離は12mmです。
下記写真参照
ミキシングチューブの先端を一番上に上げた状態でちょうど良いです
ミキシングチューブ最後まで下げてみました。
これ以上は下がりません。
出幅は12mmです。
スプレノズルまでの距離約5mm
ジェネレーターのナットをチェック
ジェネレーター下のナットは緩んでいませんか?
緩んでいる場合は増し締めしましょう(時計回り)
マントルのチェック
マントルに穴はありませんか?
穴がある場合は、そこから炎が吹き出してしまいます。交換してから元の位置に戻し空焼きしましょう。
ペドロマックスHK500 筆者の失敗談
自分の失敗と照らし合わせてみましょう。
これを見ているということは今失敗しているのかもしれませんね?
すぐに対処法が分かるはずです。
ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談1 燃料漏れpart1
内容:ポンピング中に気付いたらホヤガラスの下のフレームやタンクが灯油で濡れていた(漏れていた)
原因と対策
①バルブにはっきりとONとOFFの表記されていないことで上向きで良いのか下向きのなのか勘違いしていること(久しぶりにさわる時)
② バルブ の矢印を上向きにせず、下向きのままポンピング。
下向きだと燃料の通り道が遮断されていない状態なのでポンピングの圧により、ニップルから灯油があふれ出します。
ポンピングにもコツがいるのでバルブの向きのことも忘れ、集中していますよね…
気付いた頃には見事な細い噴水状態、皿やタンクは灯油で濡れています。
この失敗、何回かありました…
バルブの矢印は上向き。これを最初にチェックしましょう
ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談2 燃料漏れpart2
内容:キャンプの帰り道、車に積載していたら失敗談1と同じく灯油が漏れて収納ケースと座席シートが濡れてしまった。
原因と対策
失敗談1と同じバルブの向きを下向きのままにしていたらシートが濡れていた。
真夏の灯油の熱膨張により漏れ出した可能性もあります。
消火の際、圧力計わきの排気ネジを反時計回りに解放し圧を完全に抜くと火は消えます。そのあとにグリップホイールを上向きにして作業終了が普通です。
バルブが下向きだと燃料の通り道が遮断されていませんので車の揺れのや残圧の影響で漏れてきてしまいます。
消火の際は、しっかりと圧力を抜くこと。圧力を抜いたあとは忘れずに、バルブを上向きにすることを忘れずに。
ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談3 炎上 中炎上 大炎上
炎上の経験は3種類(3回)ありましたので参考になればと思います。
レベル1炎上
内容:プレヒート(ジェネレータを暖めて灯油の気化を促す作業)をした後、そのままバルブを下方向に回し火を点けた。
ランタンから炎が吹き出し炎上。しばらく経っても炎が落ち着かないたため、圧力計わきの排気ネジを回しタンク圧力を逃がしてどうにか消火。
原因と対策
①プレヒートをこれくらい暖めれば大丈夫だろうと60秒もたたないうちにやめてしまったことで炎上しました。これを表現するならば炎上(フードの穴から10cm程度の炎が出ている)です。これは、少し待っているとジェネレータ等が暖められ落ち着いてきますよ。
プレヒートを早めにやめてしまうと気化しきれていない液体の灯油に着火してしまい炎上してしまいます。焦らず90秒以上余分くらいジェネレーターをあたためましょう。
レベル2 中炎上
内容:ガスチャンバーにねじ込むセラミック製ノズルの緩みが原因で炎上しました。これを表現するならば中炎上(20cm以上フードの上に燃え上がる感じです)です。
ネジ込みで接続されている部分でなおかつセラミック素材の箇所は緩みやすいです。
熱の加わる部分と調整箇所は毎回緩みがないか、調整があっているかチェックしましょう。
レベル3 大炎上
内容:スプレーノズル(ニップル)の緩みが原因で炎上しました。これを表現するならば大炎上(フードの上にも横にも広範囲に30cm以上燃え上がるイメージ)です。
おそらく緩み具合にもよるんだと思いますが一番これがひどいと言うか、ここまでくると身の危険を感じました・・・。
友達がたまたま写真を撮っていた時、炎上したので記録に残っていました。
一瞬で燃え広がり予期せぬことなので少し髪の毛が焦げ臭くなったのを覚えています。
その後、増し締めしましたが1回転近い緩みでした。
おそらく前回使用した時点で熱膨張や、さらには車での搬送の際、振動などで緩んだと思います。緩んだ隙間から灯油が漏れだし大炎上です・・・。
熱の加わる部分のネジは毎回緩みがないか、ミキシングチューブは下がっていないかチェックしましょう。
ランタン上部の炎上だけではなく、ランタン全体に引火し、ガラスが割れたり、火傷を負う危険性もあります。
ミキシングチューブとスプレーノズル(ニップル)の距離は近すぎると適正な空気の取り込みができず上手く気化できません。
ペドロマックスHK500 ランタン 失敗談3 もったいないマントル
内容:マントルの空焼き中、プレヒートの火が消えたため。もう一度着火したところマントルに穴が開いてしまった。
マントルを斜めにつけたり、しわが寄っていたり均等でない状態でプレヒートの圧を中~上の方に受けるとたまに破けます。基本は下から点け徐々に灰状になってきます。
マントルにアルコールをしみこませ燃えやすくした後、ライターなどで着火すると破けず空焼きできます。
ペドロマックスHK500 ランタン その他のトラブル
①着火後、ホワ、ホワという炎が出たり、普通に戻ったりを繰り返す。
原因
- ノズルやチャンバーの緩みノズルのつまり
- ノズルのつまり
②暗くなったり、明るくなったりを繰り返す。燃焼も不安定
原因
- ガスチャンバーの調整が悪い
- ミキシングチューブの高さを調整が悪い (ガスの混合比が適切でない可能性がある)
③明るさが足りない
原因
- 灯油やスターケロシンを使用していない
- 圧力不足(ポンピング不足)が考えられる
④ポンピングしても圧力計が動かない
原因
- 急速プレヒーターが開いている
- ポンピングがうまくいっていない
- バルブ下向きになっている
- 燃料キャップしっかり閉まっていない
ペドロマックスHK500 ランタンに使えるマントル紹介
自己責任になりますが、以下のマントルが使えるようです。
私は全て使用してみましたが問題なかったですよ。
大王マントルは破れにくく人気のマントルです。
ペドロマックスHK500 ランタン オプションパーツ
マントルから出る熱を利用する暖房用オプション(冬キャンプに最高です)
マントル
ランタンをピカピカにする研磨剤。(シーズンオフにどうぞ。気持ちいいくらいピカピカになります)
パーツキット(一気にそろえることができるので便利)
・#4マントル / 3 ・#3ノズル / 1 #11注油口パッキン / 1 #90鉛パッキン / 2 #50ニップル / 1 108グラファイトパッキン / 1 #46革パッキン / 1 #68クリーニングニードル / 1 #229ソケット / 1 #196ジェネレーターバルブ / 1 #83バルブガスケット / 1 #17バルブインサート / 1
ペドロマックス ランタン以外のアウトドア商品紹介
個人的なおすすめ商品です。こんなものまでぺトロマックスは販売しているんだと思うかもしれないです。少なくとも筆者は、ランタンのイメージしかありませんでしたので。
今年新発売クーラーボックスが誕生しました。
ウルトラパッシブクーラー25Lです。ペトロマックスのロゴがかっこいいですよね。
ウルトラパッシブクーラー50Lです。
焚火台はとにかく無骨でかっこいい。一番多きい56cmサイズがこれです↓
38、46cmサイズもあります。
56㎝用キャリングケース
- ダッチオーブン
- スキレット
- エナメル皿
- カップ
- パーコレーター
なども販売しており、とても雰囲気が良い物ばかりです。
詳しくはネットショップへ
ペドロマックスHK500 ランタン まとめ
この記事を見てじゃじゃ馬といわれる由来が分かったと思います。
手間は分からければ苦痛ですが、分かってしまえば楽しくなってきます。どんな失敗も知識として残ります。失敗を恐れずペトロマックスHK500と楽しく末永くキャンプをして頂けたら幸いです。
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