ファットウッドの探し方、見つ方やコツは?使い方も!ブッシュクラフトにも最適

キャンプ用品
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赤松原木ってどういう木?

ファットウッドとは?

探し方や使い方は?

キャンプで使えるの?

と考えている方へ

これがファットウッドです↓

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自然の着火材ファットウッドとは? ファイヤースターター、ナイフと一緒に!

ファットウッドとは?

ここ数年でキャンプ人気はさらに加速し、テレビでは毎日と言って良いほどキャンプ特集を見かけます。

キャンプ用品、キャンプ料理、芸能人キャンパーの山を買いました的な内容だったりと、常にキャンプに触れて生活できるのは筆者としては嬉しい限りです。

近年、1人キャンプなどお笑い芸人さんを筆頭に、ブッジュクラフトが流行しています。

やはり焚き火という行為は、ブッシュクラフトにファットウッドは欠かせません。

冬の暖房代わり調理にかかせませんし、なにより焚き火は心を癒します。

ライターなどを使用せず、ファイヤースターター、麻紐、フェザースティックで着火させることの達成感は、小学生時代に火起こし体験をしたあの時の感覚に戻ります。

さらに、ナイフ一本で枝を組み合わせトライポットやランタンハンガーを作ってみたりとやりたいなと思うことが次々出てきます。

そこで今回は、その火起こしブッジュクラフトに、もう1つ自然のある物を取り入れて欲しいと思い特集しました。

自然の着火剤の、

  • ファットウッドとは?
  • ファットウッドの種類は?
  • ファットウッドって売ってるの?
  • ファットウッドの採集、探し方は?
  • ファットウッドの使い方は?

と気になる事がたくさんあるのでまとめてみました

写真多めで皆さんの参考になれば嬉しいです♪

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ファットウッドとは? 自然の着火剤

ファットウッドは、自然の着火剤といわれている赤松の木の松脂(松ヤニ)を多く含んだ部分のことです。多く含んていると硬く、腐りにくくなります。

ファットウッドに火を近付けるとすぐに着火するのでとても便利です。

枯れて朽ち果てた赤松の原木、枝などから採集することができます。

匂いは赤松の松脂(松ヤニ)なので、独特な甘い香りがします。

注意

今回紹介するのは、自分の山から取れたもので、枯れた松の木から収集してきたものです。

くれぐれも、他人の山に入るときは許可をとり、無断で採取しないでくださいね。

ファットウッドが気になる方はこちら↓

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ファットウッドはキャンプの焚火や薪ストーブで活躍 自然の着火材 

  • ブッジュクラフト人気で火がつき始めた。
  • 天然素材なのでエコロジー。
  • 火起こしから始まる本格的アウトドアを楽しめる。
  • 単純な作業なので子供と一緒に楽しめ、火の危険性も学べる。

ファットウッド特徴 キャンプやアウトドアで便利な着火材 

松脂は燃えやすいので瞬間的に点火し、その後はゆっくりと炎を上げて燃え続ける

硬くて松脂が多いので一度火がつくと長く燃え続ける

少量のファットウッドで火持ちが良い

天然の油を含んでいるので、雨や結露で濡れても着火する

松脂は独特な炎の色で黒い煙がでる

化学物質が入っていないので安心して使える


ファットウッドの探し方は?見つけ方は? 自然の着火剤

赤松がたくさん植えられている場所を探しましょう。

赤松が密集している山林
赤松の樹皮はこんな感じで赤いです。

立ち枯れした赤松の木、倒木、折れた枝はないですか?

根本に近い部分の枝を切り落としてみましょう。

立ち枯れた赤松、先端の枝、葉も枯れています


樹皮は腐れて朽ち果てていても中心はファットウッド化している場合があり表面チェックだけでは発見しにくいです。

初めての時は、難しいと思うので倒木の赤松があれば、とりあえず枝を根元から切り落としてみましょう(他人の土地ではくれぐれも許可を取ってくださいね)

樹脂の含んだ部分は切り落とすと飴色(茶色)になっていてすぐに分かります。

腐れていたり雨に濡れていたりすると、似た飴色になっている場合もあります。

根気よく探しましょう。

全体がファットウッド化しているものや中心のみ飴色ものなど色々です。

少しだけでも十分着火剤として使えます。発見したら、飴色の部分を切り出していきましょう。

濃い茶色の部分がファットウッドです。

松の脂が固まった自然の着火剤です。切ったあとは、松ヤニのにおいがします。

倒木した赤松原木ファットウッド 倒木根本や枝に多い 自然の着火剤

切り出したそのままのファットウッドは、あまり見たことがないのでは?

と思い写真を撮ってみました。

ファットウッドはこのような飴色をしており、松脂ががっちり凝固して固まっています。

乾燥してもこの色のままの状態です。

ファットウッドを採集 倒木した赤松原木から

赤松原木からファットウッド採集してきましたよ

特に朽ち果てた赤松の木の枝にもファットウッドがありますが、径の太い枝にもあります。

切り株に溜まっていることもあります。

売り物はここから小さく割られ売られています。

以下の枝を参考にしてください。

枝の太さに関係なくファットウッドはできます。

倒木した赤松の木の根本に近い方ができやすいです。

ダッチウエストジャパン ログホルダー&ログキャリー ファットウッド FS1

細い枝からできたファットウッド 倒木した赤松原木

少し太い枝からできたファットウッド倒木した赤松原木

太い枝のファットウッド 倒木した赤松原木

中央のファットウッドのように中心部に隠れている場合がありますので、表面を削って確認しても分からない場合があります。

切断してみた方が確実にチェックできるでしょう。

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樹皮周辺はカサカサですが、中に松脂がギッシリ詰まっています。
ダッチウエストジャパン ログホルダー&ログキャリー ファットウッド FS1

ファットウッドの使い方 削りだしたり細めにして使う 自然の着火材

太さによって

太いものは、使いやすいように小さく斧やナイフで割り、手に持ちやすい大きさに切りましょう。

割ってみると中も飴色。松脂が浸透しています。

一番右側の物でサイズは、約2.5×3×18cmくらいです。これだけあればしばらく遊べます。

上の太い枝を手持ちサイズに割りました。
真上から撮影。こんな感じで小さく割りましょう
ダッチウエストジャパン ログホルダー&ログキャリー ファットウッド FS1

着火しやすいようにナイフで薄く削っていきましょう。イメージはかつおの削りぶしです。

ファットウッドの平らな部分に水平にナイフを当てて、薄くて平たいイメージで削っていきましょう。

削るイメージはこんな感じです。
30回ほど削ったでしょうか。

写真はLIGHT MY FIREというファイヤースターターです。

12,000回発火するとのいう優れものです。

長さが9.5cmです。棒の材質がマグネシウム合金なので、雨や結露で濡れても使用が可能です。(削る方はストライカーと言って素材はステンレススチール)

ライターのようにガス切れがないので、非常時に役立ちます。

試しに燃焼実験です。黒い煙がでるのがファットウッドです。

ここからの持ち具合がファットウッドは違います。先ほど削った少ない量でも25~30秒燃えてくれました

太い ファットウッドをそのまま使えば強い火力が得られますが、直接ファイヤースターターでは火が着かなので削って下準備です。

削ったファットウッドがある程度山になったら準備完了です。ほぐしてフワッとさせた麻ひもの上にファットウッドをのせている状態です。

鳥の巣みたいですが、これですぐ着火できます

ファットウッドのみでも薄く削れば着火しますが、持っているものはフル活用し麻ひもとファットウッドの組み合わせで、楽しく火起こししましょう。

麻ひもはすぐ着火しやすいですが、あっという間に燃え尽きてしまいます。その上にファットウッドを置くことにより、火が付きやすくて火持ちが良い状態にすることができます。


その次に着火させるフェザースティック細い枝中くらいの薪太い薪を準備しておきましょう。

杉などの広葉樹の細薪、中薪  広葉樹の太薪を事前準備

杉などの針葉樹は着火しやすく火力が強いので焚き付けに向いています。

ナラなどの広葉樹は、硬くて密度があるので火持ちが良いです。使い分けましょう。

自然界から探すのであれば、杉の葉枯葉、見つけられれば、杉のような針葉樹の枯れ枝を探しましょう。

細い枝、中ぐらいの枝を火起こしの際は準備して重ねておくと失敗がありません。

④いよいよファットウッドの出番です。ファイヤースターターを使用し、削って山になったファットウッドと麻ひもをめがけ火花を散らしましょう。

火を点けるコツ

山盛りになったファットウッドの中央にファイヤースターターの先端を押し付け動かないよう固定し、ストライカーをこすりましょう。

ストライカー(黒色)

準備した薪をうまく組んで、ファットウッドに火が移ったら25~30秒(上記のファットウッドと麻ひも)くらいは余裕があります。

杉の葉、枯葉、ファットウッドの少し太い物フェザースティックなどを追加し、徐々に火を育てていきましょう。

焦って一気に追加しないでください

窒息してしまい火が消えてしまいますので、 空気が入るように少量ずつ追加しましょう。

細い薪(焚き付け用)に着火することができればどんどん火が大きくなっていきます。

フェザースティックや細い薪に火が付いたら順番に太い薪を置いていきましょう
よくある失敗

薪を燃えやすい太さの順番に重ねて真ん中に麻ひもを置き着火したが麻紐がボワーッと一瞬燃えて終わりとなる場合がおおいです。

そこにファットウッド、杉の葉、枯葉があるだけで失敗が大幅に減ると思います。麻ひもから何に火を燃え移らせれば良いか?それにはすぐ着火し火持ちが良いのか?考えましょう。

ファットウッドは薪ストーブの着火に最高

薪ストーブの着火剤って、パラフィンが入ったものが多く、ニオイが独特であまり好きにはなれません(もちろん入っていないおが屑を固めた物もあります。)

ただ、良い点もあって、5分から長いと15分間燃え続けます。火持ちがとてもいいです。

ファットウッドも太い状態のままではさすがに勿体ないので、棒状に細長く割ったものを数本、着火剤として使用し焚き付けにすると良いと思います。

着火剤をざ買わなくても良いので家計には優しいですよね。

キャンプでの火起こしも薪ストーブも自然の着火剤を使用することで、さらにカーボンニュートラルを実感できるでしょう。

ライターなど文明の利器を使わないで自然界の物を可能な限り使いながらキャンプするのも楽しいものです。まだ、未経験の方は、是非おススメします。

子供と四苦八苦しながら火を起こすのも楽しそうですし、そこから出来上がる料理、格別です。

ファットウッドはどこで販売されている? ネットショップ、アウトドア用品店、ホームセンター

ファットウッド太い飴色をした棒)はネットショップやアウトドア用品店、ホームセンターなどで売っています。

火起こしセットが今、大人気でこれにファットウッドも付属しています

ファットウッドの名前は意外と知られていないような気がします

どうしてもファイヤースターターや麻紐に目が行きがちです。

そこにフェザースティックと共に、ファットウッドがあると、さらに火起こしは楽になると思います。

少量で値段もある程度してしまうので、採取できれば最高なのですが…

ブッジュクラフトとは? ファイヤースターターやナイフで楽しくキャンプ 

ブッシュクラフトとは森林などの自然環境における生活の知恵の総称です。

サバイバルとは少し異なりますが、近いものがあります。

自然にある倒れた木を利用してそれを薪に利用したり、限られたキャンプ用品で生活するのはブッシュクラフトと言えます。

自然に触れ合え、知恵もつくし良いことばかりです。

自然の着火材 ファットウッドのまとめ

こればかりは、行ってみて切って、これじゃなったか・・・。とか、こんな感じの朽ち果てた赤松にあるんだとなと、何回か切ってみて経験を積むと分かるようになってきます。

ただ、買うと結構な金額になってしまうので可能な限り探しに行きましょう。

ナイフとファイヤースターター、落ち葉、ファットウッドがあれば楽しいアウトドアライフが送れそうですよね♪

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